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  • 2024.05.30

    LGBTQ+のお客様の不安を解消して予約数UPにつなげる工夫を

    最近よく耳にするようになった「LGBTQ+」や「多様性」という言葉。なんとなくは知ってる、という方も詳しく説明できない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
    LGBTQ+のお客様は、それ以外のお客様に比べてサロン選びに悩まれていることが多くあります。
    そして、「性のあり方に関係なく、お客様が安心して通えるサロン」は新規集客のチャンスであり、競争の激しい美容業界で「勝ち抜く」カギにもなります。

    【そもそも、LGBTQ+とは?】

    ▽L:レズビアン
    自分を女性と自任し、女性を好きになる人。

    ▽G:ゲイ
    自分を男性と自任し、男性を好きになる人。

    ▽B:バイセクシュアル
    好きになる対象が、女性・男性の両方である人。

    ▽T:トランスジェンダー
    出生届に書かれた性別とは異なる性自認をもつ人。

    ▽Q:
    ・クエスチョニング
    自分の性のあり方について「わからない」「迷っている」「決めたくない」など
    ・クィア
    静的マイノリティを包括する言葉。
    元々は「変わった、奇妙な」という意味で同性愛者たちを侮辱する言葉だったが、当事者が前向きな意味で使いだした経緯がある。

    ▽+:プラス
    性はとても多様であり、他にもたくさんの性のあり方があること。

     
    LGBTQ+の方は国内で全人口の約5~8%存在するといわれています。13~20人に1人と考えると、サロンのお客様にもいらっしゃるかもしれない、という数字です。
     

    【LGBTQ+のお客様がサロンで困っていること】

    ・LGBTQ+フレンドリーなお店かどうかわからない
    ・メニューが「レディース」「メンズ」となっていると「ここには行けない」と感じる
    ・カウンセリング時に「女性らしく・男性らしく」と言われると希望を伝えられない
    ・スタッフと親しくなると恋愛の話題が出ることが多く、行きづらくなる
     

    【サロンでできる工夫】

    ①ブログなどで「安心感」のある発信をする
    例)
    ・女性らしさ・男性らしさにとらわれず、お客様の”らしさ”をご一緒に見つけます!
    ・LGBTQ+のお客さまも、安心してご来店ください。

    ⇒LGBTQ+のお客さまが安心するだけではなく、それ以外のお客さまにも「オープンでフラットな雰囲気のサロン」であることや「フレキシブルな対応ができる」ことが伝わり、サロンブランディングの向上にもつながります。

     
    ②予約時の「サロンからの質問」で要望を聞く
    例)
    「ご来店の前にスタッフに伝えておきたいことがあればご記入ください。(できるだけ静かに過ごしたい、臭(にお)いが強い薬剤が苦手、筆談で対応してほしい、ジェンダー表現について相談したい)など」
    という質問文を入れておく。

    ⇒LGBTQ+であるかどうかにかかわらず、自分の要望を直接はサロンに伝えづらい、というお客さまは多いです。
    予約時の「サロンからの質問」を活用することで要望を事前にヒアリングすることができます。
     
    ③メニューや料金設定を「誰にとっても分かりやすい体系」にする
    例)
    ・施術メニューについては、身体的な性別にあわせてご案内しています。(脱毛サロン、VIO脱毛の例)
    ・性別によらず、脱毛部位と回数によって変動します。(脱毛サロン、ワキ脱毛の例)

    ⇒「女性」「男性」で分けるべきかを考え、分かりやすく表記するのがポイントです。

     
    LGBTQ+の方に限らず様々なお客様に配慮していることが伝わることで予約数UPにつなげていくことができます。
    自サロンでできそうな取り組みから、ぜひ始めてみてくださいね。
     

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